腕時計選びでその人が解る!?

腕時計マニアのこだわり

腕時計への接し方は人によってさまざまです。単に道具としてドライに接している人もいれば、趣味性の高い品として強いこだわりを持っている人もいます。道具としても長い歴史を持つ腕時計ですので、その世界はとてもディープでマニアックなものです。

ここではそんな世界を楽しんでいる腕時計マニアのこだわりの一部を覗いてみましょう。きっと、これまで知らなかった新しい腕時計の楽しみ方を発見することができるはずです。

マニュファクチュールへの憧れ

腕時計マニアの中には、ムーヴメントの設計からケースのデザイン、生産に至るまですべてを自社で一貫して行うことのできるマニュファクチュールと呼ばれるメーカーにこだわっている人も少なくありません。

時計王国のスイスでは早くから分業化が進んでおり、それぞれのパーツだけを生産するメーカーが多く存在していました。これらを仕入れて組み上げるのが一般的な時計メーカーです。

しかし、その一方で完全なオリジナル時計にこだわってすべてを自社で行ってしまうマニュファクチュールも強烈な個性を持った腕時計を多く生み出し、腕時計マニアを中心として高い人気を集めています。

もちろん、古くから現在まで、このスタイルを貫いているパテックフィリップやジラール・ぺルゴ、オメガなどに加えて、新しくこのスタイルに挑戦するメーカーも多くなってきています。近年流行のデカ厚時計を生み出したオフィチーネパネライや、モーリスラクロア、フレデリックコンスタントなどが近年、マニュファクチュール化に成功しています。

これらのメーカーはほかのどのメーカーにも似ていない独自の路線を持っていますので、それだけマニアからの支持も高くなります。

オールドムーヴメントを楽しむ

腕時計の心臓部であるムーヴメントにもさまざまなメーカーのものが存在しています。そんなムーヴメントにこだわるマニアも少なくありません。

1970年代から80年代にかけて巻き起こったクォーツショックによって、スイスのムーヴメントメーカーの多くが大きなダメージを受け、中には廃業したり他のメーカーに買収されたりして姿を消してしまいました。

そんなブランドで生産されていたムーヴメントの在庫が未使用の状態で発見されることがあります。これらのオールドムーヴメントを利用して腕時計の製作をしているメーカーも少なくありません。近年、マニアの間で注目を集めているゼノなどもその一つでしょう。 普段は見ることのできない腕時計の内部にまでこだわってしまうのがマニアの世界です。

腕時計にはさまざまな楽しみ方があります。ここでご紹介したマニアックなこだわりはあくまで一部に過ぎません。自分だけのこだわりを持つことができれば、腕時計の世界をもっと楽しむことができるようになるでしょう。