腕時計選びでその人が解る!?

使わない機能満載のハイテクウォッチ!~カシオ・プロトレック

筆者は今、30代の半ばなのですが、我々の世代であればほとんどの方が一度は手にした、あるいは憧れた腕時計と言えば、カシオのGショックでしょう。 この時期、さまざまなメーカーからさまざまな機能を搭載したハイテクウォッチが登場し、高い人気を集めました。

今日ではすっかりブームも去ってしまいましたが、今や腕時計のスタンダードの一つとなっています。

もちろん、筆者はこの大ブームを実際に体験しましたので、これらの腕時計が嫌いな訳がありません。今でもいくつものハイテクウォッチを持っています。 その中でも、今回は特に気に入っているカシオのプロトレックについてご紹介してみたいと思います。

使わない機能満載の超ハイテクウォッチ

プロトレックにはいくつものモデルがありますが、筆者が今でも愛用しているのは1997年発売のフラッグシップモデルです。当時の定価で5万円程度でしたが、その時期に流行していたアウトレットショップで2万円ほどになっているのを見つけて購入したものです。

このモデルの最大の特徴はとにかく多機能な点でしょう。時刻表示やストップウォッチ、タイマー、デイデイトといったデジタルウォッチであれば当たり前の機能はもちろんのこと…温度計、湿度計、高度計のトリプルセンサーに、当時としては画期的な技術だったデジタル方位計まで搭載されています。

センサーが多い事から、カシオお得意のショックレジスト機構は採用されていませんが、しっかりと100m防水となっています。

登山などのアウトドアを楽しむための腕時計、という売りでしたが、一般の方が登るような低山程度では高度計を使うことなんてほとんどありません。

実際、筆者も登山を趣味としていますが、このプロトレックに表示される情報がそれほど役立ったことはありません。

つまり、「使うことのない機能」が満載された腕時計なのです。

使うか使わないかではない…そこにロマンを感じる

考えてみれば、使うことのない機能の搭載された腕時計を筆者は数多く持っています。ダイバーズウォッチが大好きでいくつも持っていますがダイビングなんてやったこともありませんし、おそらくこれからもやらないでしょう。

では、どうして使うことのない機能の搭載された腕時計に惹かれてしまうのでしょう?単にデザインが気に入っているから、とも言えますが、それ以上にオーバースペックであることにロマンを感じてしまうのです。

子供の頃、アニメや映画の中に登場する多機能なスパイウォッチに憧れた、という方も多いのではないでしょうか?しかし、実際にあんな時計が登場したとしても、その機能を実際に使用することはほとんどないはずです。 使うことはない、とわかっていても欲しくなってしまう…それこそロマンです。

実際に使うものだけでいいだろう、なんて言われてしまうと、筆者のコレクションのほとんどは処分しなければならなくなってしまうでしょう。

使うか使わないかよりも、格好良いのか、そこにロマンがあるのか、これを基準に腕時計を選んでみても良いのではないでしょうか? 忙しく、ストレスだらけの仕事中でも、少し腕時計を眺めるだけでワクワクしてテンションが上がってしまう…そう考えてみると、使うことのない機能が役立っている、とも言えるのではないでしょうか?